今日のマーケット
明朝に一月のCPI(consumer price index, 消費者物価指数)が発表されます。
以前は市場はCPIなど見向きもしなかったのですが、CPIはインフレを表し、FOMCの金利政策に影響がある(と市場はみなしている)ので過去数ヶ月はCPIの数値で市場が大きく変動しました。
今日は明日への期待感からか$ES (S&P先物)が47.5ポイント上昇しました。IVも先週は上昇し続けていたのですが今日は急に0.90ポイント下がりました。明日の発表を楽観してる感じもしますが、buy the rumor, sell the news (噂で買ってニュースになったら売れ)とも言います。どうなるでしょうか。
今日のトレードとマネジメント
今日も引き続き下落警戒だったのですがマーケットは上がり続け、IVが減少したこともあり、新しいトレードは無し。
トレードアカウント
$TSLA祭りはほんとに終了したようでまた少し下げました。今度は逆方向にデルタが増加したのでストラングルをインバージョン。横ばいモードに入ったようなので(と信じたい)このまましばらく落ち着いてほしい。
$TSLA, $NVDA, $MSFT、$Wのトレードは乱高下に振り回されて苦しい状況ですが、$MSFTがまた大幅に10ドルも上げたのでストラングルのプット側をロールアップしてデルタを中和。様子を見ていると4ドルほど反落して落ち着きました。
$ES(S&P先物)のストラングル - 期限日まで29日あったのですが、明日のCPIで大幅な動きがあった時の事を考えリスク管理でクローズ。 代わりに3月31日期限の3740/4490, デルタ=10のワイドストラングルをオープン。クレジット=30.00。$ESの係数は五十倍なので$1500になります。
先物はBPRが少なくても済むのですが、それでも$ESのネイキッドオプションはBPRは1万ドル以上必要です。さらに$ESはSPANマージンなので期限が短くなりATMになると2万ドル近いBPRが必要になります。大きな額のBPRを抱えたトレードが追い込まれないように早めに調整するようにしてます。
$COINは来週決算なので今週の金曜が期限のストラングルをトレードしていたのですがガンマリスクを避けるためにためにクローズ。ストラングル二本で4.74の利確。あと1ドルぐらいはいけたかな。
$MCL(マイクロ原油先物)のストラングル - ロシアの減産で上がったのが今日反落してたのを見計らってプット側をロールアップしてデルタを中和。 $MCLはこういった大きな動きがなければ安定して利確し続けれるのですが。
Roth IRAアカウント
同じく$MCLのストラングルを調整。
明日のプラン
CPI発表は西海岸時間で朝の五時半です。ふだんから起きてる時間帯ですし、もし暴落・暴騰があれば時間外でも取引ができる$MES(マイクロS&P先物、$MES x 1 = $SPY x 50) でプラスかマイナスのデルタを追加します。
CPI発表後はIVが減少する予想なので利確できるトレードは利確する予定です。