株オプション 基本編

オプションの基本 (1) はじめに

はじめに

このサイトではアメリカの株式市場で取引される証券オプションを解説しています。

アメリカの証券オプションは証券取引所で売買され、個人投資家でも株と同じように取引することができます。もともとオプションはプロの投資家が使っていたものですが、最近はアメリカで若年層の貯蓄から老後資金の運営まで幅広い個人投資家の間でポピュラーになりつつあります。

アメリカのオプション市場は取引高、流動性や自由度で世界最大です。ネット証券会社が一般化した今、個人投資家は世界どこからでも自由に参入でき、機関投資家と遜色の無いオプション取引をすることができます。日本の個人投資家がその中に入って行くお手伝いになれれば、と考えてこのサイトを立ち上げました。

基本編の内容

ゴール

オプションの権利行使やプレミアムなど基本的な仕組みを知る

オプションの価格変動の仕組みを理解する

このサイトではオプションを売る手法を主に扱う

オプションは株価の上下だけでなく、時間や株価変動率を利用して収益をあげることができます。上がるか下がるかだけの株に比べると、オプションは多次元で多様な使い方ができるのでとっつきにくく思えますが、価格変動の仕組みがわかればむずかしいことはありません。

基本編ではオプションの基本的な仕組みからはじめます。オプションは簡単に言えば株を売買する権利なのですが、権利行使の仕組みと未確定要素によってオプションに価値が発生します。

このオプション価格がなぜ、どうやって変動するのかを説明し、収益の仕組みそしてリスクを説明します。

オプションはショート(売り)もロング(買い)もできますが、このサイトで実践しているのはオプションを売って収益をあげるショート・プレミアムという手法です。ショート・プレミアムは一般投資家がリスクを最小化しながら利益を積み上げるのに適しています。

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