株オプションブログ

2022-03-09 プチ金融危機?

今日のマーケット

/ESは明日のNFP(非農業雇用指数)発表を控え最初は上げたのですが、パウエル議長のタカ派発言の余波もありジリジリと下がりながら横ばいを続けていました。 

そこへシリコンバレー・バンク(SVB)が資金調達のために$21Bの保持資産を$1.8Bの損で売却するというニュースが入り、マーケットは4000から90ポイント近く下落しました。

SVBはシリコンバレーのベンチャー企業の預金や融資を扱ってきた著名な銀行です。そのSVBが損してでも資産を売却してリクィディティを保たなければならない状況に陥ったことで、銀行業界全般の資産状況が疑問視され銀行株全般が売られました。 いつもは変動率が低い$GS, $C, $JPMそして$XLFや$KREまで軒並み大幅に下落しています。

これがSVBなど一部に限った一時的なものなのか、それとも金融システム全般になんらかの異変が起きてるのか、この辺がはっきりしないのも金融株が売られた理由かと思いますが明日のNFP、来週のCPI指数発表を控えてマーケットもかなりナーバスになっているようです。

今日のトレード

昨日ショートした/MESですが、スクラッチでクローズした後にマーケットが下落しました。

クローズしなきゃよかった。 

いくつかのトレードでデルタが増加していたのでロールして調整。 その後IVがぐんぐん上がるのでクローズまで待って/ES, $SPY, $GOOGL, $AAPL, $METAのストラングルもしくはアイアンコンドルをオープン。あと金融株が全般的に下落してIVが高かったので$GS、$JPM, $KREでストラングルをオープンしました。

さらに久しぶりに/VXM(VIXマイクロ先物)をショートしました。ちょっと早かったようで/VXMはさらに上がっていますがもっと上がったらもっと足します。/VXMはIVが高い時にショートすれば安定して利確でき、BPRが高く無いので数本同時にトレードでき、収益もかなりの額になります。

BPはまだ20%も使っていません。もしさらなる暴落が来たらさらにトレードを足します。

今日は金利イールドが乱高下してかなりの損が出ていたイールドカーブトレードを利確クローズできました。ポートフォリオ全般ではIVが増加したので損が出ましたが、$ESが-1.88%下落したのに対し、PLは-0.2%の損失で抑えています。

午後に先物市場がオープンした後、/MESを一本ショートしました。下がり続けているのでもう一本オープンしても良かったかもです。 日銀の金融政策会合報告で一瞬上下しましたがその後もさがり続けていて(ろうそく足グラフ)、かたや/VXも増加し続けているので(線グラフ)時間外も恐怖指数が増加し続けています。

明日のNFPは数字次第でかなり荒れそうですね。

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